ロキやったんか。

えっとね、ワシはな、子供のとき太いタコ糸か知らんけど、子供のころにあってな。

それを使って煮干しをくくるやろ。

ほしてそれを近くの川に垂らして、そこに住んどるサワガニみたいな小さいサイズのカニを釣ったり、ザリガニを釣ったりしとったんや。

ザリガニはな、山田のところへあったんやけど、泥池におるんで。

網ですくったかもしれんな。

そこは今は埋めて近くに家が建っとる。

やっぱり沼んとこに直接家を関わらせとらんかったな。

わずかにずらして家を建てとるわ。

 

ほいで、大量に持って帰って、水槽に入れるやん。

やっぱり一日で死ぬわいな。

子供のときはなんとか長生きさせたろう思うて、よう釣り寄ったんで。

カニはな、一度、煮干しを挟むと離さんので。

そのまま糸をたぐってものすごい量のカニを釣り寄ったんや。

 

あとはな、その川が満ちてきたら、ボラがようけ来るんや。

そんときに大きな石を持って来るやろ。

それをな、上からドシャーンいうて叩きつけるんよ。

そしたら水爆みたいになって、ボラがプカプカ浮くけえ、釣りよりも効率がええな、いうて子供のころに思うたな。

失神するんで。