昨日の中国新聞で、どっかのグループが東京の風俗を仕切るニュースがありましたが、これは広島で例えると、リーマンショックのときに風俗テナントが消えたことで嘘だと分かります。
なぜ、テナントが消えるかといえば、風俗法の摘発などで暴力団系が風俗離れしているからです。
存在の介入が認められるとしたらキャバクラだけです。キャバクラっていったらお酒とか会話のサービスだけになります。放っておいてもいいですよね。
体の関係の風俗はネットで管理されていて、要は国の風俗法に準じていて、税金などの関連性も正当化されています。表のテナントがないので、暴力団がかかわれるようなスキはなくなっています。
表にテナントがあれば、土地の所有権が絡んでやはり縄張り争いが強調されるので、そういう取引を求めるのが暴力団になります。
そのためネットに追いやられた形だと暴力団というのは関係性が薄いとしかいいようがないです。
そもそもルールが変わっていて、昔はテナントへ行き、そこでホテルの指定があります。これですよ、リスクは。ホテルを指定されることで、そこで暴力団の待ち伏せに合いますよね。
しかし今はこちらがホテルとかビジネスホテル、あるいは家の指定可能なので待ち伏せが無理で、待ち伏せ以外に暴力団の介入は無理になります。こちらがホテルを予約するので待ち伏せはもう無理です。
要は美人局封じにもなり、ネット管理だと風俗法が守られやすいですよ。テナントだと土地所有権を陰にしてのなんらかの違法運営などが一般的で、ネット管理はそのような違法行為が不可能ですからね。
しかも映画ではすでに30歳までにはマフィアは衰退方向にあり、「アメリカンギャングスター」でいえば、70年代にはもうマフィアは政府から見捨てられる存在になります。
大体、どの国もマフィアと宗教は政府が政治をするうえで、利用価値が高くて、そのことを互いに把握して共存という形で国を形成するのが常識でした。
要は右派のマフィア系が出張ることで、威圧的に国民を抑えたり、または左派の良いイメージを植え付けたりできるからです。必要悪デモとは異なる悪組織デモなどの抑制効果とか、反政府などの封じとかの対策ですよ。目には目を歯には歯をっていうやつですよ。政府が扇動する必要悪デモなどはいいんですが、その模倣を悪く行う組織などの対抗策がマフィアとかになります。
昔はまだ第二次世界大戦から数えてそこまで経過がないので、こういう形を政府が取るのも常識なんです。
そして「トラフィック」でもアメリカの麻薬組織自体は小規模で、FBIの広域捜査によりメキシコの大物カルテルを潰す動きの映画になります。
こちらもやはりもうカルテルを利用しての政治は不要ということでの対処になります。
さらにアメギャグのラッセルクロウ刑事は、バンピーが死んだことでマフィアを追い込むことに踏み切ります(信長の代替わりの調略と同じ)。これはたまたまデンゼルワシントンを狙ったというよりも、狙いはマフィアの撲滅方向で動き、そこへたまたまデンゼルワシントンが絡んだだけですね。
警察の上層部のかなりの関係者も逮捕して、右派的な動きはもう封じるという映画で、左派的な上層部もラッセルクロウの捜査は泳がせており、もしラッセルクロウが時期尚早(バンピー生存期)に捜査に踏み切っていたら制止していますよ。上層部もラッセルクロウもお互いに腹の内を読んで動いていますよ。
日本の警察では、東京で例えると捜査一課が殺人課で、確か捜査二課が対組織だと思います。組対の課はきちんとありますよ。テロだけじゃなく暴力団も対象です。
江戸時代のヤクザモノもそういう話ですよ。