餓鬼の女王の仕事のスタイルは全指令です。
「ブラック・ホーク・ダウン」ではマクナイト大佐は、部下のスティール大尉が、軍曹のフートを怒るときにその場を注視するだけにとどまります。
部下の大尉に任せているということで、また、大尉は「少しは仲間意識を大事にしろ」と思わず上等文句が出るところで、「んぐっ」と絶句します。
これは変なことを言ってしまったという意味で、世界大戦下の指揮下でもない、ただの団欒の場で起きた内輪もめで、いちいち上から人の精神を押さえつけるような重い言葉が出たことを即座に反省した言動になります。
世界大戦の指揮下では逆に鼓舞が求められる場面があり、どうしても「仲間のために闘え」という場面はありますが、この場面はそれは不要になります。
そしてたった数分の言い合いで解決するのがこの場面です。
日本人は長いんですよ。切れたら長いからずっと避けていたんですよ。しつこいだけで、怖くないんですよ。君等はね。
そして餓鬼の女王はすべてに指示を出しますからずっと変なババアだと思って昔から注視していました。