通算損益の作り方は割譲売却になります。
一部売却のことで、売ることで利確の利回り、マイナス利確の口数や株数分の利回りを確定させることで発生します。
投信においてはプラスのときは普通に利回りだけが後から元本へ入り、そのつど個別元本が変わります。
基準価額10,000円で10,000円分の投資をした場合、10,000口数が入り、評価額も10,000円になります。基準価額10,000円÷投資額10,000円なので、1の割合になり対等の比率になります。
投資額が変化しても基準価額と投資額の比率は1なので、1を基準に数式が定理として位置づけられるので、比率1÷基準価額10,000円が定理になり、基準価額10,000円のときは0.0001への置き換えができます。
基準価額0.0001×10,000円で1.0という値が出ますが、それが基準価額として示すことができ、1.0000円という記しも可能になります。計算では定理は用いず(この定理は前提論理)、基準価額1.0000×投資額10,000円で10,000口が成立します。
そのため基準価額11,500円は基準価額の基準値の10,000円から割ることで数値できますが、10,000円÷11,500円で0.8696円になります。
基準価額11,500円のときは0.8696円という値に変換でき、基準価額0.8696×投資額10,000円で8,696口になります。基準価額が上昇するとこのように口数が減り、10,000円というちょうどいい金額の一部売却においては、評価額の利回りが元本へ入ります。10,000円だけを引き出すからです。
そのためマイナスのときは利回りが減り、口数が増えてますが、通算損益がないときは差し引き0の10,000円のみの引き出しで、元本にマイナス分の差し引きが入ります。
しかし投信というのは利回りの増減と口数の増減が逆相関で、私のように毎日投信を続けると、自然と一部売却のたびにプラスで利回りが増えてきて、マイナスで今度は口数が増えてしまい、その影響で通算損益という表計算が求められることが、後から確定していてそれが通算損益になり、初めから毎日投信の場合では発生するシステムになっています。
要は通算損益という別枠の貯金のような形が生まれ、そこから還付金やそこへ利回りの追加などが計算されていきます。
積み立てだけだと発生はなくて、一部売却を数多く重ねることで口数の増減と利回りの増減のランダムな繰り返しを、株価の上昇方向で繰り返すのが私の毎日投信になります。買いだけだと通算損益の後からの表記は不要で、売りにより損益からのプラス計算、要は還付金が発生することで後からの通算損益の表が必要になるということです。